Drone
ドローン事業

建築構造物調査

◆ 外壁調査

外壁を高解像度カメラにて可視画像を撮影し、解析ソフトを用いて損傷の規模(ひび割れ幅等)を計測します。また、ドローン搭載用赤外線カメラにて熱画像を撮影し、浮きを確認します。構造物付近ではGPS衛星の電波が壁面などに反射して取得してしまう(電波のマルチパス現象)影響で自己位置推定に誤差が生じる可能性が高いため、非GPS環境対応型ドローンを使用し自律飛行にて調査します。赤外線調査については、日本赤外線劣化診断技術普及協会(JAIRA)の調査ガイドラインに基づいた調査を実施します。

建築構造物では、土木構造物とは異なり周囲に人の立ち入りがあるなど危険が伴うことが多いため、立ち入り監視員などを厳重に配置し、より安心・安全な飛行・点検を行います。(JADA「建築物へのドローン活用のための安全マニュアル」に準じる)
→ 非GPS環境対応型ドローン

◆ 屋根の劣化状況確認

従来、人が屋根に登り屋根の確認をしていますが、勾配屋根やスレート屋根は特に危険が伴うため、ドローンによる上空からの撮影は安心安全な確認手法となります。主に、屋根の表面劣化、塗装の剥がれ、また漏水要因等の箇所を確認します。

赤外線カメラの熱画像から遮熱材や断熱材の機能劣化も確認が可能です。

◆ 調査・診断の流れ

1 予備調査

事前に対象構造物の周囲環境等を現地下見、または航空写真地図等を見て確認する。
→ 飛行計画書の作成

2 調査

飛行計画書に基づいてドローンに搭載したカメラにて撮影を行う。
→ 現場で撮影画像の確認

3 画像解析

損傷解析ソフトを用いて、取得した画像を図面と合成し、画像データから損傷を抽出する。抽出された損傷の規模(ひび割れ幅等)は自動で計測される。
→ 損傷位置の特定

4 調査図面(CAD)の作成

解析ソフトにて抽出した損傷を、CADを用いた調査図面に変換する。
各損傷の規模を集計した、数量集計表も作成可能。

5 調査報告書

指定の様式に基づいて調査報告書を作成する。要望に応じて3Dモデルや写真帳も作成する。

成果物に関しましては、お客様のご要望に合わせ作成します。